直線上に配置

FEMTO改 製作メモ

               by JA1VZV

製作・調整時の検討事項や測定データなどをメモしたものです。
考え違いやミスもあるかとおもいますが何かの参考になればと 

公開しました
(注)本文中のレベル表記dBuは特に注記なき場合は開放端値

主な仕様・性能===========================================

電波形式    A3E
周波数範囲  50.500〜50.620MHz

送信部方式  シングルコンバージョン周波数合成、終段コレクタ変調方式
変調方式   終段C級コレクタ変調+DRV段変調
終段デバイス  2SC2053
送信出力   70mW(外部電源でMax100mW)
付属回路   オーディオリミッタ

受信部方式  第1局発可変ダブルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式
付属回路   S-meter、RF-AGC、BFO(ゼロインビート用)
受信感度   0dBu(終端値,1uV) @ S+N/N10dB 1kHz30%Mod.
       S9=34dBu(終端値,50uV)
音声出力   Approx. 200mW max

電源     UM3 or Equiv.x4 DC6V
       外部電源 DC10〜14V

外形寸法 横 170 x 奥行 120 x 高さ50 mm 突起部を除く
本体重量 約890g 電池を含む (本体のみ800g)
-----------------------------------------------------------
消費電流
(内臓電池)   測定時電圧 6V
     受信時電流    35mA VOL=0
             85mA ノイズ最大出力時
     送信時電流   80mA 無変調時
            125mA 変調最大時

(外部供給)    測定時電圧 12V
    受信時電流    45mA VOL=0
            120mA ノイズ最大出力時
    送信時電流   100mA 無変調時
            150mA 変調最大時

定格送信出力   18.5dBm(70mW) 

2005.3.末現在

□製作メモ==================================================

【2/17】送信部

 TX2段構成では出力でず。2SC945-2SC945-2SC2053
の3段構成とした。
当初、終段を2SC2538としていたが利得がやや低く、十分な出力を得られなかったため2SC2053に変更。
ピークで発振するので、少しずらして調整した。
すべてのコアは抜け気味

スプリアス測定
39.7MHz   -38dbm VXO
44.5     -46    ?
45.6     -47    ?
47.5     -35   2xVXO-3x10.7
50.55    +19   VXO+10.7 基本波
53.5     -34   10.7x5
55.5     -51    ?
56.5     -51    ?
58.5     -38   2xVXO-2x10.7
61.4     -46   VXO+2x10.7
101.2     -35   2次
151.8     -44   3次

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【2/18】送信部

 VXO,TXLo,RXLoを2SC945Pから2SC1815Yに変更し、各段での出力が増加した。
送信機をオリジナルの2段構成に戻せるか後日検討とする。

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【2/19】送信部

 ドライバーを2SC1815Yとした送信部2段構成を実験するも、ドライブ不足で出力10dBm。今日の時点では3段構成で決定とする。
実験中にドライバ段コレクタ側コイルがFCZコイルでないことを発見し交換。サトー電気購入品。50MHzに同調はしていた。
2SC1815Yを使用した実験では発振傾向が強くなるため、2SC945Pを採用したほうが安全そう。

出力電力は、ドライブをある程度増加したところで飽和している。 
RFCを220uFに代えてみたが出力変化無し。

終段負荷Zを下げた場合の効果を見るため、カップリングコンデンサ10p→47pとし、タンクコイルのトップから中点へ接続変更。 
送信調整がブロードになって、ピークでの発振傾向が緩和された。
この調整中に、終段とプリドライバのコレクタコイルコア位置がコイルの中に深く入った位置のほうが出力が17dBmほど出て安定動作となることを発見。
いままで抜けた位置で調整していたのは何だったのだろう?
送信スプリアスはMIX系を含む各コイルの調整と微妙に関連し、総合的に調整して追い込む必要があった。
スペアナが無いと調整が難しい。

電源電圧が当初から5.5Vで低めのため、電圧を6Vにアップし出力が19.5dbm(89mw)までアップした。
変調トランスを通さなければ20dBm超までいくことを確認。
トランスでのDC電圧低下も効いている事を確認した。
終段だけトランス経由で変調する実験:浅くてNG ドライバー段も変調が正解

スプリアス測定   2SC945-2SC945-2SC2053
42.8    -35dBm   10.7x4
50.55   +19.5    VXO+10.7 基本波
52.5    -44      ?
55.5    -44      ?
57.5    -42      ?
101.2    -35     2次
151.8    -42     3次

前回検出した10.7の5倍とVXOの通り抜けは無くなり、代わりに10.7の4倍が出てきた。この辺りは調整次第で変わる。
2次高調波のスプリアスレベルは変化ない。

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【2/20】送信部、受信部

 送信部再調整 出力19dBmにて近接スプリアス比-60dBを確保したが、2次高調波は-55db。LPFは十分効いている。
できたら-60dB欲しかったが問題はない。
調整時、ピークで発振傾向は変わらず。 実働時には負荷条件などで発振の恐れがあるため、出力を下げたほうが安定する。 

 受信部調整に入る。 事前に計画したノイズブランカのゲート部の制御時にノイズが発生する。NBは削除し今後の課題とする。
NBゲート削除によりバッファのゲインも下げることとし、ソース抵抗を220Ωから4.7kΩに変更。

受信周波数をVXO出力周波数から50.550に合わせ、コイル同調調整実施。 NBゲート撤去後、受信感度が極端に低下し、LA1600周りの全面組みなおしを行う。
結果、FCZ-7M450の2次コイル断線が判明。足を無理に曲げたためと思われる。
サトー電気IFT(白コア)で代用する。 

調整後、0dBu.emf30%変調信号も聞こえ、感度は良さそうな感触。
フイルターの切れも良さそう 京セラのBW7kHz品だが、現在サトー電気では扱ってない(10kHz品は在る)測定は後日。

入力60dBu.emfあたりから上では、TA7358AP出力の振幅成分が減少し音声レベルが低下する。(測定は後日)

 TA7358AP2番ピン制御によるRF段AGCの実験を開始。 
Sメーターのエミフォロでは次段のTRを押せる電圧が発生せず、PNPと組み合わせて、従来のSメータ回路に追加する形のAGC制御回路を組み込むことに。
困ったことに、Sメーター調整がPNPのベース電流と関係するので調整しずらいと判明。加えてメーターの立ち上がりが早く、S9付近から先でRFAGCが効き始めると、S9ほんの少し上でメーターが上がらなくなる。
LA1600から見れば、入力されてくる信号がRF段で制限されているのだから当然。
制御回路、Sメーター回路は要再検討。

TA7358APはC+Rの組み合わせてAGC制御可能を確認。
c=33uF、R=1k 同じ33uFでも立ち上がりに差があり、選別が必要かも。 
Cが小さいと発振する。10uFでは発振した。
大きいとAGC動作が遅くなる。

従来60dBu.emfあたりで、既に飽和による振幅変調成分減が生じ、85dB.emfあたりでは無音状態であったが、SGのMaxである99dBu.emfまで受信可能になった。
TA7358APが高入力側で40dB程度のAGCを負担していると考えられる。

 変調回路入力のセラミック0.1uFはマイクロフォニックノイズ対策と高音側改善のため
0.039uF(フイルムコン)に変更。

DAG局定数による受信PAゲイン変更は、発振したので通常の1−8ピン10uFに変更。
入力部VRとパラにセラミック0.1uFに代えて0.047(フイルム)を取り付け。 
音質は後日組み込み後再調整とする。

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【2/21】送信部再検討
 
DAG局のサジェスチョンで2段で20dB増幅できれば、Mix outで1mWあれば100mW出力が得られるはず・・もっともなのでMix out の電力測定を行った。

TX MIX outのコイル2次に50Ωを接続し、オシロで電圧測定。
TA7358AP No.1 340mVpp (0.29mW=-5dBm)
TA7358AP No.2 470mVpp (0.55mW=-2.6dBm)
*ICは交換時に壊さざるを得ないためNo.1は現存しない。

No.1を2ステージオリジナル送信回路に接続(既出)
 +10dBm(10mW)
No.2を2ステージオリジナル送信回路に接続(既出)
 +15dBm(31mW,発振しないmax)実用限+13dBm(20mW)
No.2を2ステージ終段部タップダウン(カップリングC=47pF)に接続
 +18.5dBm(70mW)発振せずにピークがとれた
 *コアが抜けたところと、入ったところで同調するが、抜けた側は同程度の出力
  を得られるが発振しやすく不安定。
  入った側で調整したら安定した。

サンプルが少ないので確定的ではないが、TA7358APにばらつきがありそう。
(他の情報でも同様の指摘あり)

本日で送信系統がほぼオリジナルに戻ったので、高周波部分の検討は終了する。 
変調関係は今後も継続。

スプリアス比測定(基本波以外は相対値)
50.55MHz   +18.5dBm
53.0     -69dB
55.0     -66
56.0     -68
2nd Harm.   -59*
3rd Harm.   -60
5th Harm.   -68
その他    -70dB以下のスプリアスが複数見られる。

時間経過で変動するようで、温特も悪いかもしれないがマージンは十分ある。
スプリアス特性は今まででもっとも良好。

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【2/22】音声PA、AGC検討

1 NJM386D出力不足の検討
 電源デカップリング抵抗47Ωの状態
  受信側 2Vppノンクリップmax 8Ωとして88mW相当
  変調機 同上
  電源電圧が共に 4.2V まで低下

 電源抵抗47Ωに15Ωパラ付け(11.3Ω)
  受信側 3.4Vppノンクリップmax 8Ωとして180mW相当
  変調機 3.8Vppノンクリップmax 8Ωとして225mW相当
  電源電圧測定せず

 電源抵抗変更により送信機はノンクリップで100%以上の変
 調まで可能となった。 ただしRF波形の±ピーク波形は丸
 くなっている様に見える。モーターボーディング等の異常
 なし。

2 受信NJM386Dのゲイン
 1−8ピンオープンだと60%変調信号がやっとクリップする。 
 30%変調信号だとクリップまでいかない。
 10dBほど不足している。
 対策として、ゲイン計算が面倒なので1-8ピン間に10uF付加。20dBアップのはず。

3 受信感度
 S+N/N 10dB感度:0dBuV(終端値) 30%変調信号 
 感度は良好。 2信号特性は?

4 受信入出力特性
 30%変調受信信号レベル(開放端)に対する音声レベル(0dBs=0.7746V)をRF-AGC有無別に測定

信号レベル  AGCあり    AGCなし
6 dBu.emf   -10 dBs     同左
10      -7.6       同左
20      -5.5       同左
30      -4.5       同左
40      -3.2       同左
50      -3.0       同左
60      -3.2       -3.1
65      -2.7       -3.5
70      -2.9       -5.5
75      -2.5       -16.0
80      -3.5       -27.0
90      -4.9       -35.0
92      -4.6      -未測定-
94      -4.1      -未測定-
96      -3.2      -未測定-
98      -2.7      -未測定-
99      -1.5       -36.5

 AGCなしでは65dBu.emfあたりから音声抑圧が始まり、80dBu.emf以上は実用に
 ならない。
 AGC付では測定可能全域で音声は復調できている。
 AGCの影響で二信号特性の劣化が生じてないかは不明。

5 送信スプリアスの規格の確認
 無線設備規則によると6m帯での1W以下の送信機は帯域外領域100μW、スプリ
 アス領域50μW以下。 
 1W超のスプリアス領域は基本波比-60dBかつ1mW以下。

 本機はスプリアスが十分低いので追加LPFは不要と決定。

 残りは送受信音質の確認・調整、AGC/メーター制御回路見直し、AGC定数の
 確定など。

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【2/23】
 実際の受信レベル推定
JST−245のSメーターの振れと端子電圧から実際の交信における端子電圧を推定する。

JST−245 AM(プリアンプ付きの通常使用状態)

 Sメーター指示 端子電圧(dBu.emf)  
    9     24
  +20     53
  +40     74
  +60     91
 意外にS9の設定が低い。

Esの平均的な強さ
  S9+10〜20dB 端子電圧40〜55dBu
Esの強い信号
  S9+30〜40dB 端子電圧65〜75dBu
近隣で送信された、ごく強い信号
  S9+60dB〜 端子電圧90〜dBu

受信感度は未測定。仕様では6dBu.emfだが実力は0dBu.emf程度はありそう。

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【2/24】AGC回路変更

1.Sメーター回路とAGC回路を分離した。
2.AGC最適点は99dBuの変調信号を受信し、もっとも音質がよく音量もある
  点として、よさそうだ。
3.Sメーターはスケールオーバーまで振れるようになったが、S1が振れすぎる
  ため、回路入力にダイオードを直列に付加し、振れを制限した。
4.一応の水準ではあるが、AGC応答に問題が残っている。
  強力な信号をフィルターのスカートで受信した場合、モーターボーディング
  様の発振を生じることがある。

5.調整後のSメーター指示と信号強度の関係
  S unit    信号強度
  0.5     0dBu.emf
  1.86    S/N10dBポイント
  2       8
  3      14
  4      19
  5      22
  6      26
  7      27
  8      33
  9      40
  9+5dB   50
  9+7dB   55
  以降9+10まで斬増 〜99dBu

6 受信入出力特性
 30%変調受信信号レベル(開放端)に対する音声レベル(0dBs=0.7746V)を測定

 信号レベル AGCあり
 6 dBu.emf   -10.3 dBs
 10      -10.0
 20      -9.2
 30      -8.5
 40      -8.2
 50      -8.2
 60      -7.8
 65      -7.4
 70      -7.5
 75      -7.5
 80      -8.3
 90      -8.0
 95      -6.5
 99      -5.2

概ね50dBu.emf付近までLA1600のAGCのみ動作し、60dBu.emfあたりからはTA7358APのゲイン制御が利き始めているようにみえる。
90dBu付近がAGCの制御限界で、超えると出力が増加し始めるが歪みも増加する。
Esの強い信号を受信できるはずだが、混変調は判らない。

7 入力対LA1600AGC電圧
 FEMTO改VZVバージョンにて測定

 入力dBu.emf 6ピン      9ピン
 −19   0.54VDC    0.46VDC
  0    0.66     0.64
 10    0.85     0.76
 20    0.95     0.84
 30    1.03     0.92
 40    1.09     0.98
 50    1.17     1.06
 60    1.23     1.14
 70     ↑        ↑
 80     ↑        ↑

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【3/1】ケース入れ

1 ケース検討
 縦横:基板サイズ+α、
 高さ:基板高さ+単3電池ケース厚+中間シャーシ厚+α
 要求サイズからタカチUC-17-5-12DD(アルマイトタイプ)を選択

 ケース外形幅170x高さ50x奥行き120mm
    内法 165x  45x   112mm

2 構造検討
 中間シャーシを作り、片面にPWB,反対面にUM3x4電池ケースを貼り付けるこ
 とにし、中間シャーシとメイン基板を共締め。
 フロントパネル部品は奥行きに余裕がないので直付け→バーニヤも使用不可
 当り図作成→中間シャーシ、同取付けアングル、フロントパネル部品図作成 
   中間シャーシとPWBを搭載するベタ基板には、前面メーター部と、後面に
   通線切欠が必要。
   その他基板部品とパネル部品はパネル部品配置を調整して干渉を避ける。
 フロントパネルに部品を集中し、カバー・リヤパネルには何も取付けない。
 後日DCJack、ショルダーベルト等を取りつけたい。

3 同調ダイヤル構造
 ポリバリコンは周波数可変範囲が狭いのでバーニヤは不用。
 ケースサイズからもパネル直止めしか不可。
 止めねじは皿M2.6x5 or 4が適当で、当初ねじが長くてローターに当たり、バ
 リコンが回らなくなった。
 短い皿ねじが入手できず、ヤスリ加工して製作。

 メインダイアルはサトーパーツアルミツマミに40φx1tアクリル板貼付け。
 アクリル板は東急ハンズ入手の50φから手加工削りだし。
  *東急ハンズで切り抜き加工が可能だが自作
 アクリル円盤裏からインレタ黒色で指示線を転写。アクリルが曇りそうなので
 固定剤は使用しない。
 ポリバリコンはシャフト長が不足なのでサトー電気の延長シャフト取付け。
 目盛り板は実機で角度割り出し後、OHPシートへ周波数目盛りを印刷し、穴抜
 きしてからパネルに貼付け。

  実測50.541〜50.625MHz
  目盛り表示は50.540〜620 目盛線は180度範囲
      *ポリバリコンの回転範囲は175度

  接着剤:スコッチプラスチック用

4 パネル取付け部品
 ポリバリコン、メーター、ボリウム、外部SPジャック、マイクジャック、予
 備スイッチ2個、BNC座(丸型ナット止)

5 PTT化
 SP孔加工を省略するため、C501用スピーカマイクを改造して使用することに。
 マイク-SPジャック間隔10mm、SP側ジャックを0.5mm程度現合で内側へ下げる。
 SPマイク改造はエレクトレットマイク−側をPTTホットからGNDへ移動と、マ
 イクプラグ「リング」〜「スリーブ」間の抵抗削除の2個所。
 セット全体を簡単にまとめるため、送受はリレー切替とする。
 比較的感度の高いオムロンG6A-DC5Vを選択、後に6V品に交換した。
 (同シリーズ高感度型は入手不可のため諦める)

6 バッテリーケース
 単3x4並列のものを強力両面テープで貼付け
 当面バッテリースナップ方式とする。
  
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【3/6】ケース入れ後の確認

1 外部アンテナ接続
 5エレx2は異常なし
 ホイップでは表示が異常に低下し異常ありそう>確認は後日

2 AGC追加検討
 AGCアンプ入力をLA1600-9pinから6pinへ変更。
 6pinはAGCのバイパスコン端子で現在10uが接続されている。
 0dBuあたりから既に電圧が上がり始め、最大電圧も9pinより上がる。
 電圧変化幅は9pinよりやや大きい。
 測定値【2/24】7参照

 結果:VR再調整で9pinと同様の動作 
    S9=40dBu(Open)だとS9+10dBでほぼ飽和する。
    S9+の振れ幅が小さく気に入らないが・・
 S9=30dBuにしたほうが振れ感は良いがメーターが軽い感じになる。実運用後
 変更を考える。

 離調時に特定の信号レベルで発振症状を認知(9pinも同様)
 VOLアップ時も同様の発振することを新たに確認 これらから電源回りでルー
 プを作っていると推定→メーター・AGCユニットにデカップリング対策→現象
 は消えた

 AGCアタック遅いため、大信号受信時にメーターが一瞬振り切れる。
 →アタックを早くするためAGC系のコンデンサを小さくすると弛張発振を起こ
  すので、現状のままとする。
 メーターとパラに保護用ダイオード(Si-Switching)追加
 100uAのメーターで内部抵抗100Ω=10mVなので保護にはならなそう・・
 1N60:1V@5mA 1SS198:0.1V@0.1mA
 微小域は不明だが1N60はピーク500mAまでOKなので、現状のSiDiとパラに1N60
 を取付けると良さそう。(後日実施)

3 消費電流測定
 内部6V運転
 受信時   35mA    VOL=Min
       85mA   正弦波ノンクリップ受信時最大
 送信時  105mA   無変調時
      135mA   変調ピーク時

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【3/8】ケース入れ後の確認2
 
1 外部アンテナ、ホイップアンテナ適合確認
 外部アンテナは問題なく使用可能
 ホイップ使用時はセット自体がアースから浮いていると異常発振しやすいこ
 とが確認できた。ケースに触れていれば安定。
 →ケースを閉めた状態は、内臓電池切れで未確認。

 送信部再調整により、ケースに触っていればホイップも使用可能になった。
 ただしダミーロードでの最良位置とは異なる調整位置となった。
 この状態での出力は17.5dBm(50mW)〜60mW弱。 

 スピーカーマイクのコード位置でも発振気味になる影響が認められた。
 念のため変調回路変調回路入力にRFC220uH+.01uFを追加。

2 メーター保護
 強信号入力時、送受切替時にメーターが一瞬振り切れる対策として1N60(と称
 するサトー電気購入の)Geダイオードをメーターにパラ付けした。
 S9指示がS8.5程度に低下したが再調整でOK。
 カチンというほどの振り切れは緩和され、目的を達した。
 ラジケータを交換した場合は、保護ダイオードも適合するものに交換が必要。

3 AGC発振現象の考察
 RFAGC系のコンデンサ(TA7358AP2ピン)を小さくすると発振現象を生じる。
 この原因を考察する。
 RFAGC系の動作速度がLA1600内のIFAGC動作速度より早い場合の動作を考える
 と次のようになる。
 1)受信信号が入力されIFAGCが動作を始める。
 2)RFAGCが連動して動作しLA1600の入力が減りはじめる。
 3)IFAGCの復旧が遅いためRF段がオフまで突入する。
 4)IFAGCが無信号状態に向かって復旧を始める。
 5)IFAGC復旧過程でLA1600に再び信号が入ると1)に戻る。
 以上の結果、発振現象を生じると考えられる。
 RFAGCがIFAGCの動作より遅い場合は、RFAGCの動作がIF側動作に従うためオー
 バーシュートを生じず発振現象も起
 きないと考えられ、現状と一致する。
 Sメータの瞬時振切れもこの現象が原因であろう。
 IFAGC時定数はLA1600の6ピンのコンデンサで決まる。
 サンヨーによるデータでは22uF、FEMTO原設計は10uFと、やや早く設定され
 ているが、実働としては現在の時定数10uFで良さそう。
 
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【3/16】追加改造 外部DC、リミッタ、BFOなど

1 外部電源追加 
 外部電源端子はDCジャックをサブシャーシに取り付け、カバーの脱着に支障
 ないようにする。
 カバーに○孔を開けてプラグを挿入することとし、使わないときはゴムプラ
 グで蓋をする。
 ゴムプラグはタカチのゴム足を加工したものが使用できる。
 加工はゴム足の挿入側の太いところの外周部を、細い部分の径と同じところ
 まで両側2箇所ダブルDカットすると挿入時に安定する。

 電圧降下にはTA7807S 3端子レギを使用。 出力側ダイオードの影響で電池
 端では無負荷時6.4V、電源オン時6.3V。
 電池が比較的新しい状態を狙って設定した。

2 音声処理追加
 変調回路のゲインがやや低く、若干大きめな声でないと変調が浅い。
 声を大きくすると100%超まで変調が掛かるが、ピークでは過変調になり、や
 はり使いにくい。
 コンプレッサ+リミッタが欲しいがSSM2166または2165は相変わらず国内の入
 手先が見つからない。

 その後サトー電気HPでTA2011Sを見つけ、データシートを確認したところ55dB
 のレンジでリミッタとして働くことが判明。
 入力-60〜-5dBs付近までIC出力が0.6Vrms一定に保たれるため、出力が-60dB
 前後であるエレクトレットマイクに適する。
 ピークファクタも50dB前後取れるので十分である。
 過変調防止と平均変調度向上に効果あり、実際に大声を出す必要も無く、過
 変調を気にする必要も無いので快適。
 QRP故に変調の深さは重要と思う。

 実際の回路では出力にダイオードリミッタを設置し、ALC遅れによる瞬時ピー
 クのカットとALCオフ時のピーク制限を狙っている。
 設計上、変調回路最大出力=ALCオン時の制限出力=ALCオフ時のピーク(マ
 イク入力定格-60dBの30dBアップ)=0.6Vppとし、IC出力側のリミッタダイオー
 ドがオンにならないところに設定した。  
 回路は10kΩ負荷と出力の直列抵抗18kΩでレベル設定(約1/3に減衰)してい
 るので負荷が変われば定数変更が必要になる。

 データ上、IC自体の最大出力はばらつきがある1〜1.6Vrms(=2.8〜4.5Vpp)。
 ダイオードリミッタが働き出す付近の0.7VppとなるIC出力は1.96Vppで、スペッ
 ク上、出力クリップはしないが余裕は少ない。  (余裕は6±1.2dB)
 波形観測すると、入力増と共にクリッパが効き始め波形先端が平らになり、やが
 てマイナス側にICクリップによるハードクリップが見られるようになった。
 さらに上がると完全に方形波となる。

 ALCオフ時のゲインが47dBもあり、単にリミッタオフでマイクアンプとして
 使うには大きすぎる。
 リミッタオフ時はNFB回路に抵抗を入れゲイン28dBに設定した。
 これは-60dBsマイクがピーク30dBアップの場合に、ALCオン時のレベル0.6Vpp
 と同じになるとともに、出力側の減衰量がALCオンで約-28dBであることから、
 ユニットトータル利得は、ほぼ0dBとなる。

 オーディオ処理のオン・オフスイッチは「A」に割り当てる。
 「A」udio Proc.・・・のA

 TA2011Sの使用電圧は4〜14V。消費電流は約5mA。
 電源投入後、ICが立ち上がって出力に信号が現れるまで数秒かかることが
 判明。
 このため+T(送信時+)では運用に適さず、+TR(常時給電)から供給
 する必要があった。

 安いこともあって今後も使えそうなICである。

3 ゼロインビート
 到来信号にゼロインする場合、強力な信号ではSメータが飽和し、信号ピー
 クが判らない。
 信号が弱くても455kHzフィルタのピークがゼロイン点と一致しない。
(周波数関係の調整をずらせば一致は可能だが)
 対策として第1IF周波数と同じ10.7MHzOSC(TXLo)を動作させビートを取る
 こととした。
 原典JR8DAG-HP

 原典ではオン時の電源を+Rから供給しているが、SWを戻し忘れると送信不
 可になるので+TR(常時系)に変更した。
 ビートオンはかなり小さく聞き難いが、たしかにジャストチューンできるの
 で、効果は大きい。
 制御はスイッチ「B」に割り当てる。「B」eatのB

◎これで予備スイッチABとも表示を頭文字と整合した用途にアサインできた。

4 使用開始時に送信出力が出ない問題
 ここ1週間ほど前から、初期の通電時に送信メーターが振れない現象が何回
 か発生している。 (送信電力力が出てないのか未確認)
 本日もダミーをつなぎ送信しようとしたが、メーターが振れない状況が発生。
 この時、送信機内部のRF信号は正常で、出力電力を測定しようとダミーを
 外して測定機につないだところ、正常に出力が出ていてる。
 
 再びダミーに戻すとメータが振れなくなり、ダミーが不良の様だ。
 Mコネ接触部を簡単に磨いて使用したところ安定した。
 このダミーは長年使っているが始めてのトラブル。
 思わぬところに落とし穴があった。

5 リレー仕様の変更予定
 現在スタンバイリレーはDC5V仕様を使っている。
 これは入手しやすい標準品を採用したことと、回路未定の時期に動作電圧に
 余裕を持たせるための選定であったが、サトー電気でDC6V品が入手できそう。
 交換すれば動作電流を48mAから33mA(6V時)に削減できる見込み。

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【3/20】リレー交換、実働試験

1 スタンバイリレーを5→6Vに交換
 以下の変更あるので消費電量を再測定する。
 ・送信時のリレー電流が減少。(設計値-15mA)
 ・TA2011S送受とも消費電流増。(同+5mA)
 ・バッテリ運用時送信出力70→50mWに減力。(同-7mA)
 ・外部DCジャックによる供給が可能になった。

  内部6V運転           変更後   変更前
  受信時VOL=0           35mA   35mA
     VOL=MAXノイズ受信    95mA   85mA
  送信時 無変調         78mA   105mA
      変調ピーク       125mA   135mA
                
  外部12V運転
  受信時VOL=0          43mA
     VOL=MAX ノイズ受信   117mA
  送信時 無変調         100mA 
      変調ピーク       150mA 

 結果から見ると受信電流の変化はなくTA2011S分は無視できる。
 送信電流はリレー電流と送信キャリヤ相当分の減少があるはずで、無変調時
 は明らかに電流減少がみられる。
 表には現れてないが、生音声入力の場合TA2011Sの効果で変調時の電流増加
 分が認められる。

 外部電源使用時は内部消費電流より20%多い電流が消費され、供給電圧も
 2倍なので電池使用に比べた電源効率は4割強まで低下するが、電池残量を
 気にしなくて済むのが有りがたい。

2 実働試験(AMRCチェックイン)
 キー局が7K3OMSなので必ず飛ぶ相手。初OAした。
 受信S=8 こちらを向いてないかSメータ感度か、当初判別できず。
 コールしたところ53のレポート。相手局のアンテナ向きが少しずれていた。
 S3でR5は、しっかり変調が掛かっているためと考えられ嬉しいレポート。
 RC終了後コールしアンテナを向け合ってレポート59、相手局59+ メー
 ターの振れも良いようだ。
 音質レポートは「いつもの声に聞こえる。変調はもう少し深くても・・」と
 のことだが、いつもはスカ6などの大電力?の音声を聞いてもらっているの
 で迫力が違うようだ。
 オーディオリミッタをオフにすると、「音は綺麗で浅くなるが、ラグチュ−
 には、こちらのほうが良い」とのレポート。
 改めてオンにすると迫力が出て、変調が深くなるとのこと。
 自局でモニタしても音量が上がり、無音時のノイズ上昇は感じられない。
 この点は通常のコンプレッサと感じが違う。
【その後の観測】
 プロセッサオフでは音量感はオン時より小さいが音声ピークでオーバーモジ
 となっていた。
 長時間のローカルラグチュー以外は常時オンが良さそう。

3 ビート信号の効果
 実際の信号を受信するとビートが聞こえないことがわかった。
 TXLoと受信第1IFの結合を強めないと実用にならない。
 現在、BFOレベルは針が振れるレベルではなく0dBu以下。
 TXLo同調コイル2次側から10kΩ程度の抵抗で信号を引き出し、TA7358AP
 の第1IF出力コイル2次側につないで巻線
 間キャパシタンスを利用して結合できるか後日実験する。

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【3/21】BFO改善など

1 BFO結合改善
 TXLo同調コイルT108の2次側から10kΩで信号を取り出し、同軸
 ケーブルで受信第1IF、T203コイル2次側に接続する。
 T203側の同軸シールドは無接続。
 結果、S7弱のレベルで振れるようになった。
 SG出力0dBu〜99dBuの入力で十分ビートが聞こえ、変調された信
 号でも問題なくゼロインできた。
 これなら、実用に使えそう。

2 結合後の確認
 外部電源にて送信出力 18.5dBm(70mW)
 近接スプリアス比   -66dB 高調波の方が大きい
   ・・・で特に変化なし

3 ケース止めねじ交換
 アルバム台紙などを止める組ねじ(4.5x8mm)のネジをM3に切り直し、
 長さもヤスリで短縮して製作し仮に交換した。
 これで10円玉でも開閉できる。
 暫くはこの状態で運用性をチェックすることとした。
 
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【5/19】スーパーVXO予備実験


 VXOの20MHz水晶を2個パラにしてみた。
周波数範囲の広がりが予想外に広く、自励発振化してないか検証が必要。
VXOコイルは現行のまま送信周波数で測定。
VXO可変範囲は2逓倍しているので半分となる。

オリジナル可変範囲     50.541〜50.626MHz  85kHz
水晶2パラ、コイル調整なし 48.702〜50.379MHz 1677kHz
同 コイルコア抜き去り   49.453〜50.521MHz 1068kHz

変化量が大きすぎるためVXOコイルを作りなおし、カバー範囲を50.495〜50.625程度にできる様に回路・定数を決定する必要あり。 今後の実験とする。
【追記】その後の実験で、水晶1個でSSBに使える安定度が得られる範囲としては原発振で15kHz程度まで、AMであれば60kHz動かしてもRJX-601のVFO程度で使えると思われた。
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感度抑圧問題

 受信中にはるか離れたSSB局の音声が聞こえたり、大きく感度抑圧を受けることが判明した。

 第1IFの帯域が広いためLA1600で感度抑圧や混変調を生じていると考え、対策として10.7MHz3端子クリスタルフィルタを挿入する。サトー電気購入
損失補償用にクリスタルフィルターの後に2SK241を1段追加。
BFO注入もバッファのゲートへ抵抗を介して行う。
結果はかなり良好で近所の山からの運用やEs時でも抑圧は受けなくなった。
クリスタルフィルタの通過特性が極端な双峰状だったので出力側に15pFを追加したところ単峰となったのでOKとした。
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【07/09/09】スタンバイ回路変更

 スピーカーマイクのカールコードがボロボロになったのを機にケーブル交換と3.5φジャックの3P化改造を実施。
プラグのTipからマイク兼スタンバイ制御、プラグのRingからスピーカ
スピーカーのコールド側はシールドをマイクと兼用し、芯線の1本をシールドにパラとしアース強化を図る。

コンデンサマイクに電流が流れるとスタンバイリレーがONになる回路で、もともとリレー制御に流れ出し検出トランジスタを使用しているので小改造で回路は構成できる。

改造後通電すると受信は問題ないが変調音がおかしい。
RF回り込みと思いマイクジャックにRFC,コンデンサを追加するが効果を認められず。
プロセッサをオンにするとピーというきれいな?発振音。
電源回路〜リレー制御TRのベース電流〜マイク電源の経路でループができていると疑いデカップリング対策を実施したところ、
発振を止めることが出来たので、このルートが原因と判明。 

*ロッドアンテナ使用時まわりこみ確認
ミズホピコ6用ローディングホイップ(所有1/4λタイプで最長)
 >問題なし 変調にも濁りなし

FT690mk2用ローディングホイップ(ミズホより短い)
 >接触不安定のような症状あり 
  正常時は変調に問題ないが、出力メータが正常より低下した際には変調に
  軽いノイズ混入。
  アンテナ自体の動作状態に注意すれば一応使えるかも。

ミズホ用ヘリカル短縮
 >変調回路への回り込み酷く、変調音歪み大 使用不可

その後、3.5φ+2.6φ2連ジャック用に再改造、3.5φジャックは外部SP専用、2.6φジャックのチップはマイク、リングはPTTに戻した。
使用するSPマイクは自作機専用形(コメット製改造)のみで、ICOM/VERTEX用は使用できない 
14.9.11ICOM/YAESU用に改造(後述)
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【12/02/18】外部VFO入力増設

 本体DCジャック付近に外部VFO入力ジャックを追加。
 40MHz付近の信号を入力し既設VXO出力と切替えて使用できる。
VXOの出力レベルは 120mVpp程なので、スプリアスレベルを見ながら外部VFOのレベルを調整しVXOより若干高いレベルに設定。

高すぎると出力が増えずにスプリアスだけが増加する。
 TX10.7MHzとRX10.245MHzの局発は、当初は各-1.7kHzのズレで
 等量なので内部VFOでは送受のズレは生じない状態だったが、
 外部入力に対して送受周波数がずれるので直列にCを挿入して
 調整。 47pF+TC40pF

 外部VFOで回りこみなど送受動作異常はない
 ミズホのホイップでもOKだった
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【12/02/19】送受切替時ポップノイズ対策
 PTT操作時にスピーカからポップノイズがでる対策

 送信切替時はスピーカマイクのSWでスピーカを切り離す
 DCチャージアップ対策のためアンプ出力のカップリングコン出力側に抵抗
 91Ω追加(手持ちの関係なので100Ωで可)
 受信切替時は、2011製作機に採用したJR3TGS局考案のノイズ防止回路を追
 加 
この回路は自己責任で使うよう開発者のコメントあり
 切替ノイズが低減し快適になった
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【14/09/11】ICOM/YAESU用SPマイク対応改造
 ALCユニットを対応型に交換し、市販SPマイクが使用可能になった。
 ALCユニットの出力側ATTは、FEMTOの変調回路に合わせて変更
 電源からマイクへの回りこみ発振を防ぐため、大きな値の電源パスコンを
 使用する ミニマム47uFx2は必要
 実装場所があれば、もっと大きくてもよい
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FEMTO改へ戻る
直線上に配置