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私の移動用無線車



 移動運用のためGPSレシーバの導入IC-7300をUSB1本で制御設定運用支援ユニットの製作などを進めてきました。
このたびリチウムフェライトバッテリを購入して電源周りの準備もできましたので、車(スズキハスラー)にセットしてみました。
車は家族と共用のため、機材は一部を除きは移動の都度積み込むことになります。

 左側は常備しているシナベニヤで作ったフラットスペースで足を伸ばして寝られます。
 運転席側は移動時に設置する運用机です。

 運用机はイレクターパイプで作りました。
 大きい方が良いのですが車に出し入れできる大きさです。
 IC-7300置き場が高いのは排気を背もたれの上に抜くためです。

 実際の移動運用では結構ゴチャゴチャしますね。
 バッテリは助手席後の床に置いてあります。

 電源とPC周りの系統図です。
 長時間の場合は発電機ですが明るいうち1日程度ならバッテリで運用できます。
 発電機ですと音や臭いで回せないところも多いのですが、その点有利です。
 インバータは受信に影響がないタイミングでPC充電に使用します。
 ノートPC立ち上げ時などはDC5A位流れますので結構大きな負荷になっていす。

 導入したRENOGY社のリン酸鉄イオンバッテリ50AHに自作のキャリングベルト、接続ケーブル、電源モニタ装置をセットしました。 電圧・電流だけでなく消費したAh値から残りの運用可能時間の見当がつきます。
このバッテリは内蔵回路により満充電でのカットオフ、セルの均等充電管理がされていて、放電終止電圧でも自動的にカットオフし深刻な破損を防止してくれる機能を持っています。
リチウム系電池の特徴である放電終了近くまで電圧が13V付近からあまり落ちないので無線用には使いやすいバッテリです。
重量も6.5Kg程と軽いので、移動の都度の積み込みも発電機より楽になりました。
ただ財布の方もかなり軽くなるのが欠点です。
バッテリの詳細はメーカーサイトをご覧ください。
  https://renogy.jp/lithium-iron-phosphate-battery-50ah-12v/

 左は中華製電源モニタ装置 某大手通販で\1k〜2k ケーブル先端接続部にはアンダーソンパワーポール(APP)を取付けています。
精度はイマイチですが目安には使えます。

 右は同じく中華製LiFePO4専用の充電器 14.6V10A 中国の通販サイトで $22〜40くらい。
バッテリクリップは後日APPに変更しています。
充電電圧がバッテリの指定充電電圧(14.4±0.2V)の上限というのも気持ち悪いので、内部VRで中心値の14.4Vに変更しています。
この充電器は一度バッテリに接続して起動した後にバッテリを外して電圧設定を行う必要があります。

 専用充電器が来るまでは電流制限付き定電圧電源を使い14.4V、10A制限で充電していました。


実運用での消費電流量

 電源モニタが来てから3回分の消費電流量データがとれました。
 3回ともいわゆる迎撃移動で、多くはありませんが移動先での一般交信とPCへの充電を含みます。

      使用電力量 運用時間
  1回目 11.84Ah      4:46H
  2回目  4.95        1:47
  3回目  6.32        3:12
   -------------------------------
  合計  22.11Ah      9:05H
 
 運用内容を精査しないといけませんが、1時間当たり平均約2.5Ah消費しています。
 多めに3Ahと見ても13時間程度運用できそうです。

                                   □□□

                                                  (C)JA1VZV 2021



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