IC-7300では定番のメモリとアップダウン操作のできるマイク中継ボックスに、ヘッドセット接続ジャック、ヘッドホンジャック(6.3φ)、エレキーを組み込んだユニットを作りました。 私は通常運用でヘッドセットを使いますので、ヘッドセット用ジャックは必須です。 また特に厳しい信号を聞くときはヘッドホンを使うので、このためのジャックも外せません。 実はエレキー機能は考えてなかったのですが、IC-7300内蔵エレキーのタイミングが私には合わないことが判ったため、慣れているPK-4キーヤを自作基板に載せて組み込んでいます。 *PK-4はPICを使った多機能キーヤで海外のネット記事がたくさん出てきます。 現在も http://wb9kzy.com/pk4ssr.htm で入手できるようです。 下の写真は現用のヘッドホンと最近入手したヘッドセットです |
エレガDR-631C ノイズの中から音を拾う には最高のヘッドホンです |
アシダMT-669CT 業務用ですがリモート ワーク向けに安く販売されてました |
幅100mm、奥行き65mm、高さ35mmのケースに組み込みました。 上面 手前左からダウン(白)、アップ(赤)、スタンバイ(シーソー) 奥左からメモリ1〜4、ハンドマイク<>ヘッドセット切替SW |
前面 左からマイク、ヘッドホン、ヘッド セット、エレキースピード |
背面 左からパドル、エレキー出力、REC-OPR スイッチ、SP入力、マイク出力 |
【使用するヘッドセットについて】 このユニットは紹介したアシダ音響製MT-669CTで動作確認しています。 過去に千円台半ばクラスの安価なPC向けヘッドセット数機種を試しましたが 何れもハムが乗る、高周波の回り込みが起き易いなどで適しませんでした。 ヘッドセットによっては使えないことにご留意ください。 HamlogのCQマシンなどをUSB経由で使うため、IC-7300のSSBモードのマイク入力を"USB , MIC"に設定しています。 このためUSB音声使用時にマイクからの声も拾ってしまうという問題があります。 v2ではマイクの音声がPTTオンの時だけ生きるようミュート回路を追加しました。 ボイスメモリに録音する際はRECスイッチを"REC"側、運用時は"OPR"側に切り替えます。 ヘッドセットによるVOX運用は"REC"側に切り替えてスタンバイSWをオンにすれば可能です。 スピーカとヘッドホン、ヘッドセットを同時に使えるよう、外部スピーカにパラ出力のジャックとスピーカオフSWを付ける改造も加えています。 エレキーはキーイング専用とし、必要な機能設定は組込前に行いました。 特にキーイングモードは使い慣れたIambic Aモードで使っています。 *キーイングモードについては http://wb9kzy.com/modeab.pdf に記事があります。 速度調整は本来100kΩBカーブを使いますが、小さいつまみの使える手持のボリウムが25kΩBだったので実用範囲内ですが可変幅が狭くなっています。 詳細は下の回路図を参照ください。 図面をクリックすると拡大します。 |
下左:車載卓への実装状態です 卓はイレクターパイプで作りました 下右:軽自動車に設置した卓部です 左側はベニヤ板で平らにした寝床 |