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ハスラー(MR-92S)のナビ・無線機と車中泊装備などのDIY


10年物のハスラー(初代)を更新することになり次もハスラーになりました。

DIY作業は
  ・ナビ(運転時操作対応)とバックカメラ取付け
  ・ドラレコ(後方カメラあり)取付け
  ・ETC取付け
  ・無線機搭載
  ・一人用車中泊ベッドなど    です

 出来たところまでご紹介しています。
 *内装の外し方はYoutubeに色々掲載されていますので省略しています

ナビゲーション、ドライブレコーダ、ETC取付け
まずはドライブレコーダーを取り付けました。

ドラレコの後方用カメラとナビに接続するバックカメラのケーブルをリアゲートから車内左側足元を通って助手席前まで通線するため左側の内装をほとんど外すことになります。

ドラレコの後方用カメラです。

ケーブルはリアガラスに沿って引き回し、ワイパーのカバー横からリアゲート内に引き込んでいます。。

カメラは熱線部分に貼り付けたくなかったので鉄板部分に接着しています。
画角の真ん中にヒーター線が入りますが見え方に支障ありませんでした。
車検証入れを外すと左側にヒューズボックスがあり、カバーを外すとヒューズが見えます。

今回ドラレコとETCはACC2電源(赤枠)から取ります。
*ACC2は上が電源側です。

今回は使いませんが常時電源、IG電源も近くから取れます。
DC取出しコードです。
オリジナルは上の形ですがドラレコとETCを接続するので2連メス形に交換しています。

コード側のヒューズは購入時に付いてきた5A、ACC2接続時はコードが下向きに出るようにします。
*場所毎に電線の向が異なります
*このコードを使うとヒューズのカバーが閉まりません
元の7インチワイドナビサイズの目隠しパネルと取付金具です。
ネジ4個で取り外せます。

目隠しパネル+取付金具と7インチ及び8インチガーニッシュを組合わせるとナビの取付穴が割り出せました。

接地は下側に見えるねじ2か所で可能です。
パイオニアナビとスズキ車をダイレクト接続するキットを改造して使用しています。

黒いコネクタからの緑線は走行中動作のテストのため接地または白コネクタからの緑線に接続替えができるようにしました。
通常は接地しないでください。

紫の線は後退時に+が出ますのでバックカメラの電源が取れるよう2連メス形に変更しています。
8インチナビ本体の収まりです。

オリジナルの7インチワイドのガーニッシュを8インチ用に交換して取り付けます
元が艶消し黒なのに交換品は艶あり黒しかありません。
後退時の後方確認用カメラです。

純正のカメラ穴付きハンドルとパイオニアカメラ用の取付キットを使っています。

標準の取付状態で見える範囲に問題ありませんが、カメラ周辺の死角が気になるようならぎりぎりまで前に出したいところです。
ナビのGPSアンテナは助手席前のフロントガラス寄りに設置しました。

無線屋としてはアンテナの前には余分な物を置きたくないので露出です
ナビのバージョンアップやAVソースを接続するUSB端子が裏にしか無いので前面に引き出しておくことが必須です。

センターパネル下のブランクに純正品のUSBジャックを設置しました。

ブランクが目立つところにあるのも気に入らなかったのでピタリです。
ETCは市販品の取付金具を使って純正品の位置に取り付けました。

ETC本体の厚みが純正品の半分しかないため、上下に隙間ができます。
ETCカードを間違って隙間に刺して取れなくなる困るのでスポンジテープで穴埋めしました。
ETCアンテナはカメラ横のフロントガラスに貼付けました。

角度とか条件がありますがこの位置で問題なく動作しています
純正コントロールポールの設定が無いので社外品を買ってきましたが樹脂部に全く接着しません。
剥がれた両面テープの接着力も無くなっています。

樹脂部を石鹸と弱い溶剤で数回清掃+ドライヤで加温したら接着できました。 屋外用超強力両面ですが、走行中に落ちないと良いなぁ・・
外からは見えませんがボタン操作で機能をOFFできるアイドリングストップキャンセラを取り付けました。

アイドリングストップによる燃費低減は微々たるものですから、エンジン停発による消耗が減るかもという期待です。

無線機のコントローラを付けるのに良いところがないですねぇ


エンジン周りでトラブル発生
寒い朝に家内が自宅を出たらすぐにエンジンなどの警告灯が点灯、少し先で止めたら
再始動できなくなったとのこと。
30分足らずで自然復旧したのですが、早々にディーラーへ持込みました。
ところがディーラーでは異状データが見当たらないとのことでメーカー解析待ちになっ
てしまいました。

その後のメーカー解析でも異状データ見られず原因不明とのこと。
CPUとバッテリを予防交換して様子見になりました。
2週間ほどで車が戻ってきて車中泊準備と無線機設置の再開です(25/2/20記)

FT-8900を仮設して最小限の無線運用を確保
先代ハスラーは無線機を付ける場所がいっぱいあったのですが、現行車はコントローラを簡単に取り付けられる場所がありません。

ダッシュ下はあきらめて、センターコンソールのドリンクホルダを利用することにしました。
ドリンクホルダに蓋をして、そこにコントローラとスピーカーを写真のように取付けました。
リグはFT-8900です。

←画面をクリックすると前席全体が見られます。
写真はドリンクホルダ部分に置いた取付けベースの裏側です。
ホルダーの四角い穴に現物合わせでピタリと嵌るようにしました。

*ホルダにはまる部分がもう少し深くまで入るようにした方が安定します。
コントローラを取り付けるブラケットです。

ヤエスYSK-8900セパレートキットのホルダ部分とホームセンターで買ってきたのL金具で作りました。
コントローラとスピーカをベース板に取り付けたところです。

FT-8900の液晶は上から見ないと見えないので、液晶が見やすい位置にコントローラを取り付けるよう、現場合わせが必要でした。
本体は後部のラゲッジアンダーボックスに木台に乗せて置きしました。

電源はすぐ横にあるアクセサリソケットから仮に取り、木台裏側にあるノイズフィルタを通して本体に供給しています。
(後日電源系統は変更します)

電源電圧が低めですが動作しています。
ラゲッジボードを閉めると電源線とアンテナの同軸が見えるだけになります。
今回はルーフレールがありますので基台はダイアモンドK-515を購入しました。
前車より大きなアンテナが使えます。

基台はリアゲートのヒンジ部分に接続してありますが、ちょっと長いので別の対策が必要かもしれません。
近距離交信が主になるのと無線機本体迄近いので同軸ケ−ブルはコメット3K153Mを使いました。
1.5D→3Dで全長3mです。

コントローラ増設の方法が決まったのでFT-857DMを設置しました。 
FT-8900コントローラの上にFT-857のコントローラを取り付けました。

←画面をクリックすると取付部分の裏側が見られます
座面に掌の一部をついて操作できるので意外に良い場所でした。
センターコンソール後方には先代でも使っていたマイクセレクタを置きました。
マイクのアップダウンSWで送信機を切り替えられます。
記事は→ここをクリック

固めのスポンジで挟んであるだけで接着などはしていません。
電源の取出し部分です。

本来はバッテリから引きたいのですが簡単なルートが見つからなかったので、”HORN”のバッテリ側からヒューズを通して取り出すことにしました。
エンジン始動時にかなり電圧が下がりますので、リグの動作に影響が出ることがあります。
接地側です。

ヒューズボックス手前のネジから共締めで接続しています。
アンテナ基台増設まで後部ボックス内のFT-8900付近にデュープレクサを仮設しました。
50MHz以下をFT-857、144/430をFT-8900に接続しています。
(アンテナ基台増設時にデュープレクサは不要になります)
FT-857は運転席下に設置しました。

ここには先代ハスラー同様に空調の吹き出し口があるので木製の台に載せてあります。
台はマジックテープでカーペットに対して動きにくくしてあります。

アンテナ基台を増設しリグごとに専用化しました。
左ルーフレール(写真では下側)後方にアンテナ基台を増設しました。
右の基台はFT-857、左の基台はFT-8900で使用します。

引込方法などは右側基台の時と同じです。
左側基台からの同軸は後部ボックス内のFT-8900に接続されています。
同軸と共にFT-857の常時電源から分岐したFT-8900の電源も敷きます。

左の電線でFT-857の電源ラインから分岐し、後座席の床上〜後部ボックスまで敷きました。
コネクタはパワーポールです。

右は増設基台の接地線です。
後席の足元です。

FT-857用の同軸、FT-8900リモートケーブル、同外部スピーカの3本はスパイラルチューブを巻き、FT-8900電源用の平行線はコルゲートチューブをかぶせました。

後席に人が乗ることは少ないですが念のため保護しています。
運転席下のFT-857にデュープレクサを移設して6m以下とU/Vのコネクタに接続しました。

デュープレクサはマジックテープで筐体に固定してあります。
無線回りは性能よりも簡単設置を目指しました。(手抜工事とも言う)
FT-8900(29/50/144/430FM)とFT-857(HF〜430全モード)の同時運用ができるようになりました。

FT-8900減電圧対策用の簡単なサブバッテリー
電圧が下がるのはエンジン始動時の一瞬だけなので、サブバッテリーの容量は小さいもので構わないのですが、他の電源に流用することも考えて7AHのシールドバッテリーにしました。

入れ物は100均で見つけてきました。
車の電源から理想ダイオード経由で鉛シールドバッテリーに接続し、鉛シールドバッテリーの両端からリグに電源供給します。

この方法は鉛のシールドバッテリー限定です 大変危険ですので他の種類の電池では行なわないでください。

←画面をクリックすると回路図を表示します
サブバッテリーを実装しました。

電源の外線接続はすべてアンダーソンパワーポール(30A仕様)ですので脱着は簡単です。

車中泊用のベッドとカーテンなど                         .
車内左側にニトリの8cm厚マットレスを設置しました。
下に板を敷いているので凹凸はありませんがシートバックテーブルのため助手席の背付近が少し高くなります。

またテーブルの幅より外側は支えられないので、現状は真ん中辺で寝ることになります。
改善した記事は→こちら
マットレスの下に敷いた3枚構成のベッドベースです。

先代ハスラー用に作った後方側の板に切り欠きを追加工して流用しています

←画面をクリックすると寸法図を表示します
ベッドベースは助手席の幅なので、ベッドをセットしたままでも無線機が使えます。
目隠しのカーテンはマグネット固定式を3組(6枚)購入しました。

前ドアとリアハッチ用計4枚は固定方法と幅を足すため下の100均カーテンを接続して作ります。

フロントガラス部は夏に使っているサンシェードで十分なのでカーテンは用意しません。
ダイソーの吸盤付き車用カーテン(小)を縦半分に切ったもので、上端の左右に引っ掛け用の金具(前かん)を縫い付けてあります。
(前かんが車外側になります)

切った状態の4枚が必要です。

マグネットカーテンは上端合わせで前カン面に3〜4cm重ねて設置時に小カーテンが車前方になるようにマジックテープで接続します.
前かん部分です。

内装の樹脂パネル上端やウエザーストリップの隙間に上手く刺さります。
100均で購入しました。
受けの方は使いません。
使用状態のカーテン(左側前ドアおよび小窓〜リアハッチ用)です。

白く見えているのがマジックテープで、3か所でつないであります。

右側用は前かんのついた小カーテンをマグネットカーテンの右側に連結します。
Bピラー付近から後方のカーテンです。

小窓の所は前後の内装の隙間に小カーテンのフックを掛けて止めています。

車中泊時は吊り金具にLEDライトを引っ掛けられます。
前方のカーテンとサンシェードです。

小カーテンの前側フックはサンシェードに掛けてあり、ドア側は使わずに大カーテンのマグネットで持たせています。(サンシェードのサイズにより掛ける位置を調整)
日が当たっていてサンシェードの脇が透けていますが、小カーテンでカバーされているので車内が暗ければ外からは見えません。
ハンギングランプ等に使う吊り金具で、現在3か所に取り付けてあります。

先代ハスラーより取り付けられる穴の数が減ってますね。

写真はフックを降ろした状態です。
使ったのはこの部品。
先代ハスラーから移設です。

ラゲッジボード製作                               .
定番サイズのラゲッジボードを製作しました。

棚板はパイン集成材
1200x300x18mmから切り出し。

長さ1200mmの材料は置いているところが少ないですが、幸いロイヤルホームセンターで入手できました。
棚受け部材一式です。

L金具 50x50x25 t3
六角穴付きボルト M3x15 黒
平ワッシャ M6x20φ 黒塗装
六角ボルトM6x15
ノブスター M6
鬼目ナット M6x10
L金具の車体側に隙間テープを貼り付けました。
内装への傷を軽減する目的ですが、薄いので気休め程度です。
棚受けのL金具は六角穴付きボルトM6x15で組付けました。
L金具は上下に動かせますがボルトに当たるまで下げた位置が安定です。

ワッシャはM6用外径20mmをスプレーで黒塗装したものです。
つば付きねじ込み式の鬼目ナット(L=10mm)を現物合わせでL金具固定ボルトと離れた側に取付けます。

下穴は9φx10mm、板厚が18mmですので貫通させないよう注意です。
ノブスター付の六角ボルトM6x15で棚板を固定しますので取外しは容易です。(写真は右側、左側も同様)

今のところガタつきはありません。
仮組みしたラゲッジボードです。

棚下は36.5cm(実測)あり手持ちのクーラーボックスが収まります。
棚板にニス塗りして完成。

普段は後席と棚板の間にベッドベースとサンシェードなどを立てて収めています。

車中泊設定の車内                                .
就寝用にセットしたベッドとラゲッジボードです。

マットレスは上に乗って動きやすい様に固めの物を選んでいます。
ベース部分が平らなので、厚いマットレスでなくこんなマットでも凸凹は感じません。

ベッドベース3枚と一緒に荷室に収納できるので4人乗車でも邪魔なりません。
前方のマットレスを折り返してから下の板を抜けば簡単に後席側に移すことができ、助手席を使うことができます。

ベッド支持方法の改善
シートバックテーブルによるバッド幅の制限を無くすため代わりに支持用の板を取り付けることにしました。

ネジ付近の金属部分が狭いので幅方向に広い板が必須です。

試作1号の図面です。

←画面をクリックすると大きく表示します
ニス塗りして、家具用の六角穴付き超低頭ねじM6x30(ブロンズ色)で固定しました。

今回は入手できたのが柾目のホワイトパイン材で端が欠け易かったので、もう少し堅い材料が良かったかもしれません。

←画面をクリックすると支持板を大きく表示します
ベッドベースと支持板の状態です。
シートバックテーブルの荷物掛けが無くなったので、支持板に掛けられるようにしました。

強度的には切欠きが無い方が良いですが、「掛けるところが無くて不便」と言われないように(^^;
支持板に”HUSTLER"の文字を入れてみました。
ダイソーのステッカーです。
今回はアンテナ、ポール、タイヤベース、発電機といった大物機材は考慮していません。
これらの積み方は今後の課題になります。
車用換気扇を作る
車中泊で使う換気扇を作りました。
窓ガラスの角が丸いので隙間ができますが目をつぶります。

換気扇のフードがサイドバイザーを押すので現在のファン位置いっぱいまで下げました。
まだ少し押しますが実用にはOKです。

ファンはまだ下げられますが、板を作り直す気力が・・・
内側から見るとこんな感じ

手持ちのファンを使ったので2個がサイズ違いになっています

右の箱はスイッチボックスです
回路図です。
今回は電源の都合でDC12Vのファンを使っています。

スイッチは中立位置でOFF
2個のファンを全力で回る並列接続で使うか換気能力は落ちますが静かに回る直列接続かを選択できます。
スイッチボックス内部の様子です。

スイッチしかありません。
ファンの雨対策に探した換気扇フード(ナスタKS-77P-SG)です。

ガラスとのあたり面は9.2x9.2x0.9tのLアングルに防水隙間テープ貼っています。

ガラス角の三角の隙間はカーテンで隠れるので虫は大丈夫そうですが、雨が降ったら外側からガムテープかなぁ・・
カーテンがファンの邪魔にならない様、ファン下に100均の鉄製ケーブルステッカーを使って磁石式カーテンを吊るようにしました。

カーテンをファン下まで降ろしたので右の固定窓部分が素通しになってしまい、夜は目隠しが必要です。
100均車用カーテンを切った目隠し布です。

換気扇を使うときだけ必要なので、ボードに貼り付けて忘れずに移動できるようにしました。
ボードの加工図
換気扇フードの位置は現状に合わせて修正済です。

今回は木質ベニヤを使っていますが、雨を考えると次回はプラベニ等を検討したいと考えています。

フードとファンを図面より15mm下げるとサイドバイザーとの関係は改善しますがカーテン用鉄板の貼付け場所が・・・

←画面をクリックすると大きく表示します
車中泊をする機会は少ないのですが、暑い時期の換気扇には期待しています。

                         (C)JA1VZV 2025.06.02追加・修正

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