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10mW級AMトランシーバ




送信部はFCZ10mW送信機ですが、受信部と電源電圧を合わせるため、変調トランスを載せ電源電圧を4.5Vとしました。 
変調はなかなか綺麗に掛かっています。
送信周波数は水晶2ch (50.55/50.62MHz)内臓です。

同時に購入したのですが50.55MHzは+3kHz、50.62MHzは-4kHz程ずれています。
逆方向に大きくずれていますから水晶の仕様が違うのでしょう。

受信部は自作クリコンと、パナソニック製R-P30ラジオを分解して基板はほぼそのままフロントパネルにマウントし、スピーカーもラジオに使われていたものの流用です。
R-P30は3V動作ですが、本機では4.5Vで使っています。

クリコンは当初24MHz台の局発を2回ミックスしてBC帯に出す方式で製作しました。
開局当時入手しやすかった中古水晶を利用して50MHzをBC帯に落とす方法としてローカルのOMが考案しCQ誌にも製作記事が掲載された方式をデバイスを変えて再実験したものです。
(オリジナルはTVチューナ用Geトランジスタでした。)

当初局発をゲートから注入していましたがソース注入に変更し、ミキサー部のバイアス回路も修正しています。

ケースはちょうど良いのが無かったのでタカチYM-130を2個底面を合わせで使っています。 底面が中間シャーシになっています。
エイヤッと作ったので、とりあえず使えますという性能です。


改造1 クリコンの回路を変更しました

 49.86MHz局発を使った標準的なミックス1回方式に変更
しました。
変更後、受信系の内部雑音がだいぶ減りました。
オリジナルが発表された当時は丁度良い水晶が入手しにくく、部品に合わせて回路を工夫した結果、考えられた回路だったことが想像されます。 (09/02/16)

感度は6dBu・EMF(終端時1uV)位の信号がやっと聞こえる程度ですが出力10mW機では十分でしょう。→改造4でさらにUPしました

改造2 発振回路を変更しました

 水晶の周波数がずれていて気持ち悪いので調整を行いました。

最初は50.550MHzの水晶が上に、50.620MHzの水晶が下にずれているので干渉を疑って、使わない側の両端を短絡するように改造しましたが変化なしでした。

次に発振回路自体をピアスCB形からコルピッツ形に変更しました。
水晶メーカーの資料によると、コルピッツ形は周波数調整が必要なときに都合が良い回路として紹介されています。
オーバートーン(OT)は基本波での可変範囲を1とすれば次数の自乗分の一しか動かないと何かで読んだ記憶がありますが、3〜5kHzは動いて欲しいところです。

回路定数は50.550MHzの水晶が+3kHzズレていますので、水晶を直接接地した場合にほぼ目的の周波数になる値を実験的に求めました。
ベース〜グランド間のコンデンサの値を大きくすれば周波数は下がっていきます。
50.620MHz水晶が-4kHz程ずれていますのでキャパシタンスは小さめにしています。

改造後 50.550MHz水晶→発振周波数50.5497MHz
      50.620MHz水晶→発振周波数50.6132MHzになりました。

次に水晶個別調整です。
 50.550MHz水晶はほぼ合っていますが、わずかに低いので発振周波数を高いほうに調整します。
カットアンドトライにより100pF直列のとき発振周波数が50.55015MHzになりました。

50.620MHz水晶は7kHzほど低いので、50.620MHzまでは難しそうです。
Cを直列に入れて実験したところ、やはり50.617MHz付近までが限界でした。
片端を直接接地したときは50.611MHzで、どちらも周波数が中途半端ですのでLを挿入して50.610MHとして使用することにしました。
調整の結果、手持ちの6.8uHマイクロインダクタと24pFを直列に挿入して発振周波数50.61017MHzが得られました。

50.610MHzでは使い勝手が悪いので50.620MHzの水晶を新たに入手して交換してみるつもりです。


改造3 50.62MHzの水晶を交換しました

 サトー電気で50.620MHzの水晶を再度購入し交換・調整を行いました。
今回の水晶はHC49Uではなく小型のHC49USでした。
だんだんこのタイプに移行しているようです。
(HC49Uの外形でも中身はすでにHC49USと同じかもしれませんが・・・)

今回の水晶はかなり合っています。
わずかに低かったので20pFを直列に取り付けて+100Hzにしました。
送信しているとすこしずつ下がってくる傾向があるのと、固定コンデンサですのでこんなもんでしょう。

発振回路の同調回路を多少調整したこともあり50.55MHzも水晶を直接接地した状態でほぼピッタリになりました。

AMでは十分な精度ですので、これで完了です。


改造4 電源系一部変更

 親受信機の電源回路にSiダイオードを2個直列に挿入しオリジナルどおりの3V電源に変更しました。
併せてデカップリングコンデンサも追加し、大音量時の低周波発振対策を行いました。  無信号時のノイズが少し静かになった気がします。
(測定していませんのでゲインが下がっただけかもしれませんが・・)

クリコン終段コイル(FCZ、BCL)と親受信機の局発とIFTを再調整し測定したところ、S/N10dB感度1dBu.EMF(0.56uV)@50.57MHz 30%MODまで向上しました。
結構よい感度が得られています。
一方強信号には弱くて、50dBu.EMFを越えると飽和し始め、60dBu.EMF辺りでは無音になってしまいますので入力ATTが欲しいところです。

 キャリブレ時に信号が強すぎてセンターがわかり難かったので、発振回路の電源に抵抗を追加してキャリブレ時の信号を弱めました。
送信時とは発振周波数が変化しますが目安としては十分です。


改造5 クリコン感度アップ改造・ATT付加

 クリコンの感度アップを主目的に再改造しました。
改造前は実用的には聞こえるレベルなのですが、イマイチ・・
相手がQRPp機の場合は感度も必要だろうということで手を入れました。
改造後、1uV以下の信号まで聞こえる様になりました。

電源表示灯も取り付けました。
うっかり電源を時々切り忘れたことが何回もあるのですが、今まで有りませんでした。

強信号対策ではRFアンプG2電圧をオフにする回路では不十分だと判り、抵抗ATTで約35dB落とせるようにしました。('13.5.17up)

回路図は更新済みです




               ● 送信部回路図(最新)はこちら
               ● 内部写真(送信基板側・抵抗ATT装備前)
               ● クリコン回路図(最新)はこちら
               ● 内部写真(受信基板側・抵抗ATT装備前).
               ● 全体の回路図(最新)はこちら
                                   最終更新2013.05.17 (C)JA1VZV

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