安価な中華USB-シリアル変換器(TTLレベル入出力)と組み合わせて使用するYaesu(CAT)、Icom(CI-V)のメモリ管理、制御用自作インタフェースです。 リグごとにコネクタと接続が異なりますが主要部の回路は共通で FT-60/FT-857/FT-817ND/FT-8900/IC-7300(REMOTE)に使用しています USB-RS-232C変換器(±電圧がでるもの)も同様に使用できます。 動作確認した台数が少なく個体差などで動作しない場合があるかもしれませんのでご承知おきください。 1.メモリ管理ソフト 無料で使用できる"FT-60 Commander"と"CHIRP"で動作を確認しています。 これらのソフトはそれぞれのホームページからダウンロードできます。 *CHIRP(2022.1.3版)ではIC-7300のメモリを読書きできますが USB-DモードはUSBで読込み、書込みはエラーになります。 モードメニューには在りますので今後実装されるかも・・ 2.PCの設定 Yaesu機のメモリ管理はリグをクローンモードに設定し、メモリ管理ソフトから読書きを行います。 USB-シリアル変換器を接続した際に、PCの"デバイスマネージャ"を起動してポート番号を確認しておくとともに、ポートのプロパティで通信速度を設定しておく必要があります。 FT-60=4800bps FT-857/817ND/8900=9600bps(クローンモードの場合) IC-7300=19200bps(CI-Vデフォルトの場合) (ビット長=8 ストップビット=1 パリティビット=None) は共通です CAT/CI-Vによりリグの「制御」を行う場合もリグとPCの通信速度を一致させる必要があります。 クローンモードの通信速度とは異なる場合があるのでリグの設定を確認してPCの通信速度と一致させてください。 3.回路 回路はレベル変換部とリグ別の接続ケーブルからなります。 レベル変換部の出口をステレオジャックにしておいて挿し替えれば複数機種に対応することができます。 クリックすると回路図が拡大します↓ 左側インタフェース回路の@ABと右側リグ別接続ケーブルの同じ数字を接続して使用します。 使用しているデジトラDTC144Eは2SC945等の汎用トランジスタと抵抗の組み合わせで置き換えることもできます。 デジトラを使用したのでDsub9pinのケース内に余裕で収まりました。 |